WEBセミナー「光ファイバセンサ(3)」開催報告

2021年6月10日(木)に(NPO法人)光ファイバセンシング振興協会との共催でZoomを用いたWEBセミナー「光ファイバセンサ(3)」が開催された。
プログラムは次の通りで多くの参加者が熱心に講演に耳を傾けていた。

①分布型光ファイバひずみセンサの社会実装・導入を促進するためのマニュアルと、鹿島建設が目指す光ファイバセンサによる施工管理の革新
——–今井 道男 氏(鹿島建設(株))

光ファイバセンシング振興協会内でとりまとめた分布型光ファイバセンサ導入のためのマニュアルについての紹介があった。また、高速・高精度な新たな計測技術によって、施工管理から維持管理までを革新する鹿島建設の光ファイバセンサへの取り組みについて紹介された。

②社会インフラへの光ファイバセンサの適用と構造モニタリングデータの活用
——–西尾 真由子 氏(筑波大学)

実橋梁で数年間実施した光ファイバ構造モニタリングについて、長期間データ取得における品質確保の観点からその利点や課題が述べられ、取得データの活用として,構造状態の変化検知や機械学習による交通量推定が紹介された。そして、社会インフラ構造物運用でのセンサ技術の適用と、構造物モニタリングデータの活用について今後の展望が述べられた。

③光ファイバセンサの歴史と展望&光ファイバセンシング振興協会の紹介
——–足立正二 氏((NPO法人)光ファイバセンシング振興協会)

光ファイバセンサは、光ファイバ自身がセンサとなり、また、光ファイバ全長にわたってセンシングできる新たな概念のセンサとして大いに注目されてきたが、本講演では、光ファイバセンサ技術のこれまでのあゆみと、将来への期待についてが述べられた。また、光ファイバセンサ技術の普及・発展に寄与すべく活動を進めている特定非営利活動法人光ファイバセンシング振興協会の取り組みについて紹介された。

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