「心地よい」「使いやすい」を実現するために
感性や感覚を測る技術が求められています!
感性計測&感覚センサ技術集成(検索可能PDF版) !申込受付中!
■発売予定日:2025年5月19日
販売価格: 15,000円(税込)
編集:一般社団法人センサイト協議会
発行:センシンディー株式会社
頁数: 230頁
ファイル形式 : PDF検索可能版
21世紀を迎え、ロボット技術やAI応用の進化は目覚ましい進展を遂げ、センサは様々な領域でその活躍の場を広げています。特に、ロボットなどの人工的なシステムに人間の繊細な感性や多様な感覚を理解させ、客観的に表現することは、その高度な活用において不可欠な要素で、匂いセンサ、味覚センサ、触覚センサ、さらには感性そのものを捉えるセンサといった分野の研究は、まさに新たな局面を迎えています。
人間と人工機能の融合が深化する現代において、「感覚・感性のセンサと計測」は、その未来の方向性を示す重要なテーマとして、注目されています。
感覚センサが計測した物理的な値だけでなく、そこから導き出される「心地よさ」や「晴れやかさ」といった人間の心理に深く関わる感覚を数値化し、製品開発に応用することで初めて、真に優れたものを創造できる時代になったと言えるでしょう。
本書はWebジャーナル「センサイト」に2019年より2024年までの期間、掲載された感覚・感性センサに関する貴重な解説記事の中から重要なものを厳選し、一部改訂を加えて再編集し、「感性計測&感覚センサ技術集成」として、電子出版(フリーワード検索可能PDF版)いたしました。
<第一部 感性計測・感性工学>
感性をはかる 上條 正義 信州大学
感性アナライザによる感性計測 太田 英作 (株)電通サイエンスジャム
脳波解析に基づいた超可聴音源の感性計測 中川 匡弘 (株)TOFFE、長岡技術科学大学
計測工学(センシング技術)を駆使した感性の定量化技術の活用事例 加藤 智久 TOTO(株)
顔と表情の感性計測 菅原 徹 早稲田大学
感動を測る ―ものづくりに活かす“感動指数” ― 神宮 英夫 金沢工業大学
感性の計測 ―体感からひも解く評価および提示技術の紹介― 石川 智治 宇都宮大学
日常生活行動に関する感性工学的研究 吉田 宏昭 信州大学
視線を用いた感性計測事例 ―似顔絵を上手に描くスキル抽出と集中レベルの評価―
大西 厳 広島国際大学
テキスタイルの外観評価における感性計測の活用
金井 博幸 信州大学、丸 弘樹 栃木県産業技術センター
風合い計測技術の紹介 松平 光男 カトーテック
人間の感性をサポートし拡張するサービスは世界をより豊かに出来るのか
大山 翔 セントマティック(株)
脳シミュレータを用いた感性や思考の評価 西田 知史 (国研)情報通信研究機構
人の身体動作からの感情推定とキャラクタの感情豊かな動作生成
北村 喜文 東北大学、藤原 健 國立中正大學/東北大学、幸村 琢 香港大学/東北大学
ロボットにおける擬似感情 −計測・生成・倫理− 富山 健 千葉工業大学
ロボットハンドに第六感を与える近接覚センサの研究開発状況 小山 佳祐 大阪大学
<第二部 触覚センサ>
触覚センサの研究開発動向とこれからの展開 下条 誠 電気通信大学
超小形MEMS触覚センサによるヒトの触覚への挑戦 野間 春生 立命館大学
安全な協働ロボットのための壊れにくい力覚センサの開発 辻 俊明 埼玉大学
主観的触覚の評価と活用に関する展望 田中 由浩 名古屋工業大学
触感定量化に基づく感性価値創造 山崎 陽一 関西学院大学、長田 典子 関西学院大
<第三部 味覚センサ・嗅覚センサ>
味と匂いのセンシングの現状と展開 都甲 潔 九州大学
味覚センサで世界をむすぶ 池崎 秀和 (株)インテリジェントセンサーテクノロジー
エマルションからの香気放散挙動 井倉 則之 九州大学
においセンシングシステムの研究動向 中本 高道 東京工業大学
表面プラズモン共鳴センサを用いた超高感度匂い物質検知 小野寺 武 九州大学
嗅覚センサ 石田 寛 東京農工大学